カッティングシートの剥がし方
シートの剥がし方の説明
シートが貼ってある場所・使用年月やシートの種類により的確な方法を選びましょう。
失敗しない為にも、じっくり読んでから作業して下さい。!動画でも解説しています。
動画で「シートの剥がし方」の解説
カッティングシートの剥がし方〜ガラス面の場合〜
剥がし作業にあると便利な道具
あると便利な道具です。良い仕上がりを目指すには適した道具も必要です。
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燃料アルコール
(シール剥がし)ノリ汚れ等を除去できる。
(薬局で安価で販売) -
ワイパー
ガラス面の掃除に使用します。ガラスに最適。
(ホームセンターで販売) -
ドライヤー
剥がしたい部分を温め柔らかくすると、シートは剥がしやすくなる。
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霧吹き(石鹸水)
水貼りに必須。水500mlに食器用洗剤5〜6滴くらい。
(100円ショップで販売) -
キッチンペーパー
(ウエス)布やティッシュだと繊維が残るのでベストでない。
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スクレイパー
古いシート剥がし・頑固な汚れを除去できる。
【刃物なので注意が必要】
シートを剥がす時の注意点
カッティングシートは時間が経過するほど接着力が増し、強固になり剥がしにくくなります。
基本的には、暖めて少しづつ、指先で剥がす様な、手間がかかる地道な作業です。
- アクリル板・ステンレス板・車・看板などの場合
- ドライヤーで暖めながら、角から少しずつ爪でむしり取ります。カッティングシートの種類で剥離不可能な場合もあります。
- 看板やプレートで使用されているアクリル板に似た素材「塩ビ板」はシートが癒着して取れない事があります。
- スクレイパーやカッターを使用すると、アクリルには細かなキズが入り、後に汚れが付着する原因となります。
- アルコールの使いすぎはアクリル板等の下地を痛めます。車の場合は塗装が剥がれたり変色することもあります。
- ドライヤーの当てすぎは、アクリル板などの変形を起こしますので、あまり近づけ過ぎず、慎重に少しずつ行います。
- ドライヤー使用時、剥離剤・アルコール・シンナー等を併用や近くに置かないでください。引火する可能性があり、とても危険です。
- ガラス面などの場合
- ドライヤーで暖めながら、少しずつむしり取ります。(ほぼ全種類のシートは剥がす事ができます)
- シートを剥がしてノリが残った場合、アルコールをウエスに付けて拭き取ります。(ガラスが変色する場合あるので要注意)
- スクレイパーと石鹸水を使用して剥がす方法は、プロでもケガをする場合あり、初心者へは大変危険なのでおすすめはしません。
- その他
- 専門の「剥離剤」や、ドリルに取り付けて使用する「消しゴム」など様々な便利な道具があります、困った時には、ご相談下さい。
- 剥がし作業で、万が一事故や破損が起きても、弊社でが責任は負いかねます。くれぐれも安全第ーに、作業をしてください。